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十六小地獄 (大叫喚地獄) : ウィキペディア日本語版
十六小地獄 (大叫喚地獄)[じゅうろくしょうじごく]
十六小地獄とは、仏教の地獄に伝わる八大地獄の周囲に存在する小規模の地獄で、地獄に落ちた亡者の中でもそれぞれ設定された細かい条件(生前の悪事)に合致した者が苦しみを受ける。条件は当時の倫理観や仏教の教えに沿っているため、中には現在の倫理観や社会風俗などに合わないものも存在する。
ここでは、生前に殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄言の罪を犯したものが落とされる大叫喚地獄の小地獄を解説する。なお、特に断りがない場合、種類と描写は「正法念処経」の記述に従う。ここのみ十八種類の名前・内容が伝わっており、他と比べて二種類多いが、その理由は明らかではない。
==吼々処(くくしょ)==
恩を仇で返した者、自分を信頼してくれる古くからの友人に対して嘘をついた者が落ちる。獄卒が罪人の顎に穴をあけて舌を引き出し、毒の泥を塗って焼け爛れたところに毒虫がたかる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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